一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会は、2021年10月の実施回(第278回・第279回)よりTOEIC Listening & Reading公開テスト受験料を改定(値上げ)することを2021年4月7日に発表しました。新型コロナウイルスの影響に伴う会場借用料、感染予防策実施に伴う資材・人件費、運営方法変更やセキュリティ対策に伴うシステム費用等を値上げの理由として挙げています。
受験料は6,490円から7,810円へ
これまで6,490円(税込)だった受験料は、2021年10月実施回以降7,810円(税込)に改定となり、1,320円値上げされることになりました。およそ20%の受験料の値上げとなります。
なお、リピート割引受験料については5,846円(税込)から7,150円(税込)に改定となり、1,304円値上げされることになりました。
過去には受験料の値下げも
詳しくはTOEIC受験料の値上げ(2020年4月の実施回より)に記載していますが、過去には受験料が値下げされたこともありました。今回の値上げ含め、これまでの受験料の変遷は以下の通りとなります。
149回試験(2009/9/13実施)まで:6,615円(税込5%)
160回試験(2011/1/30実施)まで:5,985円(税込5%)
188回試験(2014/3/16実施)まで:5,565円(税込5%)
243回試験(2019/9/29実施)まで:5,725円(税込8%)
244~248回試験(2019/10/27~2020/3/8):5,830円(税込8%)
249回試験(2020/4実施)から:6,490円(税込10%)
278回試験(2021/10実施)から:7,810円(税込10%)
今回の値上げにより、過去最高額の受験料となります。それでも一番安かったときと比べて、消費前増税の影響を含めても40%程度の値上げにとどまっています。
英検受験料は大幅な値上げ
TOEICと並び人気の英語試験である英検(実用英語技能検定)は、過去複数回にわたって大幅な受験料の値上げを繰り返しています。
(参考記事)2019年英検リニューアルのポイント(検定料の値上げ)、2020年英検リニューアルのポイント(検定料の改定)、2021年英検リニューアルのポイント(検定料の大幅値上げ)
例えば英検5級を見ても、過去には1,000円以下で受験することができたのが今や(2021年4月時点)4,500円まで値上げされ、5倍以上の受験料となっています。もちろん試験の形態も異なり、上位級になるとライティング試験や面接試験があり大きな人件費も必要となる英検とTOEIC L&Rを直接比較することが適切とは思いませんが、今回のTOEICの値上げは英検の値上げに比べると緩やかな値上げであると言えるかと思います。
受験料の値上げは、TOEICで高いスコアを目指している人にとって基本的には好ましいことではないと思います。TOEIC受験のために余計なお金を払うことを避けることができ、受験料の値上げに対して費用を最小限に抑えるために最も重要なことは「受験料を複数回支払わなくて済むように、しっかり準備をして試験に臨むことで少ない受験回数でしっかり目標スコアを達成する」ということでしょう。
書籍よる学習、通信教育による学習、通学による学習と多くの対策が可能なTOEICですので、自分のスタイルに合った準備をしっかり進め、目標スコアをできるだけ少ない受験回数で達成できるよう頑張っていきましょう!
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