初めての英検二次試験(3級、準2級受験者向け)-部屋に入るときには何て言う?他

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英検3級以上の級に合格するためには、筆記試験である一次試験に加えて、面接試験の二次試験に合格する必要があります。準2級や3級受験者の中には「学校や親から受けるように言われたから受ける」といった方や、「友達がみんな受けると言っていたから受ける」というような方も少なくありません。そういった方の多くにとって、二次試験という「英語だけでコミュニケーションをとらなくてはならない場」というのは未知の場であり、受験にあたって大きな不安を持っている場合も少なくないと思います。

1級や準1級では、高度なレベルで英語でのコミュニケーションを求められますが、準2級や3級の二次試験は、普段英語でしゃべる機会のない人でも十分合格することができる試験です。以下、普段英語をしゃべる機会のない受験者の方が不安に思っている項目について見ていきます。しっかり読んで、自信を持って試験に臨みましょう。

部屋に入る時には何て言う?マナーは?

面接の部屋に入る際は、ドアをノックしてから部屋の中に入るようにしましょう。面接の対策本などを見ると、「”May I come in?”と言ってから部屋に入りましょう」と書かれているものがありますが、正直どちらでもいいです。面接の部屋に入るときには係員の指示に従って入る形になるので、「入っていいですか?」と聞いて「だめです」という返事があることはまずあり得ませんし、採点対象となる前なので採点への影響はありません。

また、係員が「面接を始めますので私についてきて下さい」といって係員と一緒に部屋の中に入っていくパターンもあるかと思います。この場合、係員が部屋の中に入っていくのに、自分だけが入り口で立ち止まって部屋をノックするのは不自然です。その場合は、特にノックをすることなく部屋に入っていっても問題ありません。ただし、日本語であれば「失礼します」と言って中に入るように、無言で部屋に入っていくのは失礼になるかもしれません。その場合には、午前中だったら”Good morning.”、午後だったら”Good afternoon.”と、部屋に入った時に面接官と目を合わせて挨拶をしましょう。それで十分です。

部屋に入った後は、”Please have a seat.”といった形でいすに座るよう指示が出るはずです。言われる前に勝手にいすに座るのは失礼だと受け取られる恐れがあるので、指示が出てから座るようにしましょう。但し、採点への影響はありませんのでもし指示がある前に椅子に座ってしまったとしても深刻に考える必要はありません。

 

はじめの挨拶は?

午前であれば”Good morning.”、午後であれば”Good afternoon.”というのはみなさん理解しているかと思いますが、試験の時間がちょうど正午前後だった場合にどちらが正しいのか迷ってしまうという方もいるかもしれません。別に間違えたからと言って減点されるようなことはないですが、そこでひっかかって後の試験本番に影響が出るのは避けたいところです。その場合、次の2つのどちらかにしましょう。

1.”Hello.”と言う

“Hello.”であれば、時間帯を問わず使うことができます。

2.相手が言ったことをそのまま繰り返す

相手が”Good morning.”と言えば”Good morning.”、相手が”Good afternoon.”と言えば”Good afternoon.”と返事をすれば問題ないです。但し、相手が”How are you today?”と聞いてきた場合には”I’m fine.”や”I’m good.”と答えるようにしましょう。そのまま”How are you?”と聞き返したのでは会話になりません。

(余談ですが、日常会話の中で”How are you?”と聞かれて”How are you?”とこたえるという場面は、実はあります。これは、How are you?が別に相手の今日の体調や様子を聞きたいというわけではなく、本当に単なる挨拶のフレーズとして使われるケースがあるからです。したがって、状況によっては「会話になりません」ということもないのですが、英検の面接という場において”How are you?”と聞かれたら”I’m fine”とか”I’m good”とか”not too bad”とか回答するほうが無難です。)

 

読めない単語があったら?

音読のパートで、読めない単語が出てくることがあると思います。その場合、読み方がわからないので黙って止まってしまうと大きな減点になってしまいます。このように、読めない単語に出くわした場合には「それっぽく読んで気にせず先に進む」ようにしましょう。

例えばですが、”human”という単語が出てくれば、大体のみなさんは「ヒューマン」と読むことができると思いますが、”vertebrate”という言葉が出てきたらどうでしょうか。これは「脊椎動物」という意味ですが、なかなか正しく発音ができる英検準2級や3級の受験者はいないと思います。もちろんこんな単語が出題されることはないと思いませんが、仮に二次試験で読めない単語が出てきたとしてもそこで黙ってしまうのではなく、「なんとなく」でもよいので発音して先に進みましょう。「バータブレイト」とか「バーテブレイト」、「ベルテブレイト」と、なんとなく読めれば及第点です。完璧な発音が求められる試験ではありません。

 

続:初めての英検二次試験(3級、準2級受験者向け)に続きます。

 

英検二次試験の合格点や合格率について気になる方は、英検二次試験の合格率をご覧ください。

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