普通にTOEICを受験しているだけなら気づくことはないのですが、TOEICは同じ回の受験でも、受験会場によって試験で出題される問題が異なります。これはTOEICより公式に発表されている内容ではありませんが、TOEICを受験した方が書いているblogなどを見れば一目瞭然で、全員が同じテストを受けているわけではないということがわかります。
TOEICの2つのフォーム
※第210回の形式改定により、一回の試験でのフォーム数が増えているとの情報があります。以下の情報は最新のものではありません。
現在日本国内で実施されるTOEICテストの場合、2つのフォーム(=問題のセット)が使い分けられているようです。(過去には3つ以上のフォームが用いられていた時期もあったようです。)これらの2つのフォームは、誰がそう呼び始めたのかは定かではありませんが、「メジャーフォーム」「マイナーフォーム」と呼ばれています。その名の通り、メジャーフォームを受ける人数のほうが多いと言われていますが、公式な見解がないのでその数や比率は定かではありません。
この2つのフォームですが、問題がまるっきり異なるかと言えばそうではなく、一部が重複した問題で、残りが別の問題になっているという形です。
フォームの見分け方
※第210回の形式改定によりフォーム番号がQRコード化されたため、フォームの番号で見分けることは不可能となっています。
自分が受験しているフォームを見分ける方法は2つあります。
(1)マークシートの色
意識しなければ気づくことはないかもしれませんが、フォームによって解答用紙A面の色が違います。色がピンク色であればメジャーフォーム、グリーンであればマイナーフォームだと確認することができます。
(2)フォームの番号
問題用紙表紙の右上に、アルファベットと数字で構成される文字列がありますが、これがフォームの番号です。例えば、2014年10月に行われた、第194回TOEIC公開テストの場合、”4KIC27”と”4KIC28”という2つのフォームが使われました。前者がメジャーフォーム、後者がマイナーフォームでした。試験会場でこの数値を見ただけでそれがメジャーフォームなのかマイナーフォームなのかを判断することはできませんが、試験終了後に友人等と試験の話をする際にどちらのフォームの話をしているのかを明確にすることができますので、必要な人は試験終了後に覚えて帰りましょう。
※繰り返しになりますが、「メジャーフォーム」「マイナーフォーム」という呼び名は、公式のものではありません。従って、上記の見分け方もあくまで「そのように定義付けている人が多い」という話であり、どちらが「メジャー=多数派」でどちらが「マイナー=少数派」という判断はできません。
フォームによる有利・不利
TOEICのスコアは、単純に正解数に基づき算出されるものではなく、問題の難易度等から統計的に処理をされraw scoreがscaled scoreに計算されるので、フォームによって有利・不利という差は生まれません。従ってフォームによるスコア上の有利・不利はありませんので安心して受験しましょう。
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