英検1級合格のための正答率と合格率
英検1級に合格するためには大学上級レベルの英語力が求められ、英検攻略のための入念な対策が必要である試験であると考えられます。また、2次試験では英語でのコミュニケーション、しかも2分間にわたる英語でのスピーチが求められますので、普段英語を喋ることに慣れていない人は、しっかりと対策をする必要があります。
2013年の英検1級の志願者数は全ての級の中で最も少なく、26,454名が志願、合格者数2,738名、合格率は10.4%となっており、かなりの難関試験となっています。
英検1級対策:合格のための3つのポイント
語彙力をきっちり身につける
英検1級では、「大学上級レベル」が出題範囲となっていますが、「短文の語句空所補充」で出題される語彙のレベルは非常に高く、英語圏で生活していても日常見ることのないような単語も出題されます。実施、英語圏からの帰国子女でも「語彙だけは勉強した」という人もいます。1級リーディングパートは全41問ですが、このレベルの高い語彙について回答しなくてはならない「短文の語句空所補充」の設問数が25問もある試験です。従って、どれだけ単語を覚えるのが苦手だといっても、語彙力をしっかりと身につけて「短文の語句空所補充」を攻略することが合格へのカギとなります。
英語の論理展開を身につける
英検1級では、ライティングのスキルを測る英作文が1問しか出題されず、英作文を制さずして合格を勝ち取ることは困難です。1級で求められる英作文は論述であり、英語の世界での論理展開(結論・主張をはじめに述べ、その主張をサポートする論拠を具体例を織り交ぜながら述べていく)で記述しなければ、高得点の獲得は難しいです。もちろん、スペルミスや文法の誤りは減点対象となるので注意が必要です。論文のテンプレートもある程度活用できるでしょう。
リスニング対策は合格に不可欠
英検1級では、リスニング試験で聴く内容は一度しか読まれず、スピードもネイティブのスピードとなりますので、リスニングが苦手な方は「何をしゃべっているかわからない」となっているうちに次の問題にいってしまうことにもなりかねません。また、最後のインタビュー形式のリスニングは、読まれる内容が長いので要点をしっかりメモを残しながら内容を理解しつつ聴くことが重要です。合格のためにはしっかりとしたリスニング対策が、合格のためには不可欠で、特に、リーディングの語彙問題が苦手な方は、リスニングで挽回する必要がありますので9割~全問正解を目指せるほどにリスニング能力を高めておくことが必要です。
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