英検1級攻略 -二次試験対策

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英検1級 二次試験のポイント

英検1級の二次試験では、英語で自分の考えをその論拠に基づきしっかりと説明することができるか、また、質問に対して理由とともに的確に回答できるかどうかといった能力が問われ、英検の中で最も高いレベルでの英語の力が試されます。普段英語のインプットばかりでアウトプットの練習をしていない人にとっては非常にハードルの高い試験かもしれません。

試験はCSEスコアで850点満点で、602点以上をとれば晴れて合格となります。

二次試験合格のための3つのポイント

1 試験の流れを把握しておく

英検1級の二次試験は、いつも決まった流れで行われます。本番の試験会場で慌てないように、試験の流れをしっかりと把握しておきましょう。以下に試験の流れを解説します。ここで記載している表現と違う表現を使う試験官もいるかと思いますが、流れは同じです。慌てず対応しましょう。

 

(1)入室

部屋に入るまでに緊張してしまうこともあるかと思いますが、自信をもって面接に臨みましょう。入室の際にドアが閉まっている場合には、ノックしてからドアを開けて入りましょう。ノックした際に、中から面接官が”Please come in.”などと返事をしてくれる場合もあるでしょう。中に入ったら挨拶です。英語でのコミュニケーションの試験ですから、日本式のお辞儀をする必要はありません。午前中だったら”Good Morning.”、午後だったら”Good afternoon.”と挨拶をしましょう。もちろん”Hello.”や”Nice to meet you.”といった挨拶でもOKです。相手が握手を求めてきたら気持ちよく応じましょう。欧米式の挨拶の一環です。

 

(2)着席

面接でのマナーとして、相手から「座って下さい」と言われてから椅子に座るようにしましょう。この際”Have a seat.”や”Please sit down.”と言われると思いますのでそれに従って椅子に座りましょう。

着席したら、試験に入る前に「学校で何を学んでいるか」や「どういった仕事をしているか」などの簡単な日常会話のやりとりがあります。

 

(3)トピックカードの受取

ここからいよいよ面接の本番です。面接官からトピックカードを受け取ってカードを確認しましょう。トピックカードには、5つのトピックが記載されています。カードを受け取ると”You have one minute to prepare your speech.”といった形で、1分間でスピーチの準備をするよう指示があります。なお、スピーチの準備中にメモを取ったり、資料を参照したりすることはできません。

 

(4)スピーチ

1分が経過すると、”OK, you have two minutes for your speech.”といった形で、スピーチを始めるよう指示があります。スピーチの時間は2分間が与えられ、2分間を過ぎるとスピーチの途中でもスピーチを終了するよう指示が出ます。

スピーチでは、自分の意見をしっかりと事例等に基づいて理論的に説明することが求められます。

 

(5)質疑応答

ここから、面接官がスピーチに関連した様々な質問がぶつけられます。「発言の内容についてもう少し詳しく説明してください」といったパターンや、「・・・についてはどう思いますか?」といった、様々なパターンでの質問が考えられます。

 

(6)問題カードを返却して退室

複数の質問に対して回答し終わったら、面接は終了です。面接官が”This is the end of the test. May I have your card, please?”などと試験終了の宣言とカードの回収を行います。カードを返したら”Thank you, bye-bye.”などと言われて退室を促されますので、”Thank you very much.”などと言って退室します。

 

以上が試験の流れになります。しっかり把握して、頭の中でシミュレーションしてから試験に臨みましょう。

また、英検バーチャル二次試験では、二次試験での面接室に入室してから退出するまでの流れを、音声付アニメーションを見ながら把握できます。一度確認しておくとよいでしょう。

 

2 日頃から社会問題に英語で触れておく

英検1級では、社会的なトピック等についてのスピーチが求められます。英検®が公開しているサンプル問題を見ると、以下の5つがテーマとなっています。(※同じテーマは実際の試験では出題されないと考えてよいと思います)

  • 国連の役割について
  • 裕福な人が貧しい人を助けるべきか
  • 伝統は常に守られるべきか
  • 生徒は教師を評価すべきか
  • オリンピックが商業化されてきているか否か

もちろん、それぞれのトピックについて専門的な知識を持っていればスピーチをする上では有利になります。しかし、自分が得意とする分野のテーマがトピックカードのリストの中にないというケースも大いに考えられるでしょう。

そういった場合でも、普段からニュースに耳を傾けて最新の話題に触れておくことによって、自分の主張を支える理由などを「最近のニュースではこういうことも報道されていました」といった形で、しっかりとスピーチに盛り込むことができるでしょう。普段から英語でのニュースなどに触れておくことで、英語での言い回しにも慣れることができますので、英字新聞を読む、英語のニュースサイトを見る、あるいはPodcastなどで英語のニュースを聞く、といったことをオススメします。

 

3 笑顔で元気よく

二次試験は当然英語でのスピーキング能力が評価される場ですが、同じ内容を喋ったとしても、下を向いてぼそぼそ喋るようなしゃべり方ではなく、相手の目を見て自信をもってスピーチを行ったほうが当然いいスコアが期待できるはずです。

必要以上に声をはる必要はありませんが、笑顔で元気よく面接に臨むことで、面接官からの印象もよくなるでしょうし、試験に対する緊張もほぐれると思いますので自信をもって試験に臨みましょう!

 

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