PROFICIENCY SCALEとは
TOEICでは、Proficiency Scale(TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表)を公開しており、スコア別に以下の5段階に分けて定義しています。
Eランク(~220点)
コミュニケーションができるまでに至っていない。
- 単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。
- 断片的な単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立たない。
Dランク(220点~470点)
通常会話で最低限のコミュニケーションができる。
- ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば応答も可能である。
- 語彙・文法・構文ともに不十分なところは多いが、相手がNon-Nativeに特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通を図ることができる。
Cランク(470点~730点)
日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションがとれる。
- 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な意思疎通になると、巧拙の差が見られる。
- 基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。
Bランク(730点~860点)
どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
- 通常会話は完全に理解でき、応答も早い。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。
- 正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。
Aランク(860点~)
Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
- 自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。
- Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。
出典:https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdf
これは、TOEICテストを開発・作成したETSが英語でのコミュニケーション能力とTOEICのスコアの相関関係を調査した結果に基づくものです。従って、英語でのコミュニケーション能力を測るためのある程度の目安にはなりますが、必ずしもその人の英語の実力を反映しているものとは限りません。何故ならば、TOEICテストではReadingとListeningしか試験に含まれていないので、どれだけスコアが高くても流暢な英語を喋れるとは限らないからです。また、例えば同じCランクでも、470点に近いCランクと、730点に近いCランクとでは英語の力に大きな差があると言わざるをえないでしょう。
しかしながら、このランクを、「次の試験ではAランクを目指す」といった目標設定に役立てることは有益なことであると考えます。英語の勉強に対するモチベーションの維持という観点でも、まずはしっかりと目標をたて、その目標に向かって着実に勉強を進めていきましょう。
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