Listeningの形式
TOEFL Listeningは、3~5分程度の会話や講義をきき、それぞれの内容に関する設問について正しいものを選択する形式です。
受験者は講義3題(各6問)、会話2題(各5問)をセットとし、全設問に回答する必要があります。(2023年7月までは会話や講義の数は受験者によって異なり、講義:3~4本、会話:2~3本というセットで出題されていました。また、2019年7月までは講義:4~6本、会話:2~3本というセットで出題されていました。)試験時間は36分です。(2023年7月までは試験時間は41分~57分、2019年7月までは60分~90分でした。)
Readingでは回答を選んでも前の問題に戻れます(前のセットには戻れません)が、Listeningでは、一度回答すると前の問題に戻ることはできません。
TOEFL Listening 8種類の出題パターン
TOEFL Listeningには、8パターンの出題タイプがあります。
1.Gist-Content questions
“Gist”とは、「要点」とか「要旨」という意味で、このパターンの問題は、「男性が抱える問題は何か」や「この講義のメイントピックはなにか」といった形で、会話や講義の主旨を答えさせる問題です。内容全体が聞き取れていればあまり回答に苦労することはないかもしれませんが、一部分しか聞き取れていなかったとすると話の骨子がわからず、答えにくいこともあるかと思います。あくまで会話や講義全体を俯瞰することが重要です。
2.Gist-Purpose questions
このパターンの問題は、「なぜ学生は教授の元をおとずれたのか」や「なぜ教授はXという事例を講義の中で紹介したか」など、会話や講義の主旨に関わる部分で、話者がなぜその行動をとったのか、あるいはなぜそういう発言をしたのか等を答えさせる問題です。パターン1と同様に、内容全体が聞き取れていればさほど回答に苦労することはないかもしれませんが、一部分しか聞き取れていなかったとすると話の骨子がわからず、答えにくいこともあるかと思います。あくまで会話や講義全体を俯瞰することが重要です。
3.Detail questions
このパターンの問題は、「講義で述べられたXとは何か」や「教授によれば、理論Yに関する問題点は何か」といった、会話や講義の中での詳細部分に回答させる問題です。重箱の隅をつつくような問題はでませんが、会話や講義の中で取り上げられた例などについて問われる内容ですので、しっかりと内容を記憶しておく、あるいはメモを残しておくことが必要になります。
4.Understanding the Function of What Is Said questions
このパターンの問題は、「なぜ教授は講義の中で次のように述べたのか」や「何故生徒は次のように発言したのか」といった、会話や講義の中での発言について、その理由を問う問題です。話した内容だけではなく、会話や講義の流れの中でその発言がどういう意味をもっていたのかということを意識することが必要です。
5.Understanding the Speaker’s Attitude questions
このパターンの問題は、「教授の理論Xに対する態度は何か」や「学生が次の通り述べたことから何が推察されるか」といった、会話や講義の中での発言から、その話者の主張あるいは立場を答える問題です。話した言葉そのものだけではなく、その言葉の持つ意味(=話者の主張や立場)を意識することが必要です。
6.Understanding Organization questions
このパターンの問題は、「教授は授業の中で彼女の主張をどのように構成したか」や「教授はなぜXについて言及したのか」といった、議論の展開そのものを問う問題です。会話や講義の細かい内容ではなく、話者がどのように論理展開をしていったか、あるいは例を挙げたとすればどういった目的でその例を挙げたのかなどを意識することが必要です。
7.Connecting Content questions
このパターンの問題は、「Xについて何が推察できるか」や「教授はYによって何を示唆しているか」など、講義の中で説明した内容について、それぞれの関係性を問う問題です。このパターンの問題では、チェックボックス形式で当てはまるものを選んでいく形式で出題されることもあります。この場合、講義の中でしっかり整理立ててメモを残すことができていれば回答は容易になるでしょうが、講義の内容についていけていない場合は回答が難しなってしまいます。回答時に自分で見てわかるようにメモを残しておくことが有効でしょう。
8.Making Inferences questions
このパターンの問題は、パターン7と一部重複する部分もありますが「学生は次に何をするか」や「Xについて何が推察できるか」など、会話や講義の内容から合理的に推察できる内容について問う問題です。会話や講義の中で直接述べられていない選択肢が正解になることが多いので、会話や講義の流れをしっかりと把握して理解することが必要です。
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