TOEFL Reading攻略 -出題パターン

TOEFL

Readingの形式

TOEFL Readingは、700語程度のアカデミックな文章を読み、文章に関するそれぞれの設問について正しいものを選択する形式です。受験者は合計2つの文章を読み、一つの文章に対し用意されている10問(2019年7月までは、一つの文章に対して設問は12問~14問用意されていました。)の設問に回答する必要があります。回答に与えられる時間は35分です。(2023年7月までは54分~72分です、2019年7月までは60分~80分でした。)

また、2023年7月までの受験者はダミー問題に解答する必要があった(ReadingまたはListeningパート)ことから文章の数が受験者によって異なり、3つまたは5つの文章を読む必要がありました。

TOEFL Reading 10種類の出題パターン

TOEFL Readingには、10パターンの出題タイプがあります。

 

1.Factual Information questions (3~6問/1セット)

このパターンの問題は、「著者によれば、次のうちどれが正しいか」や「XがYだがそれはなぜか」といった、本文に書かれていることに対して当てはまる選択肢を選ぶタイプです。根拠は必ず本文中にあるので、どの文章が根拠となるのかをしっかり見つけ出して回答することが必要です。

 

2.Negative Factual Information questions (0~2問/1セット)

このパターンの問題は、「文章によれば、Xについて述べている内容のうち正しくないのはどれか」といった、本文に書かれていることに対して当てはまらない選択肢を選ぶタイプです。本文から根拠を探し出し、「書かれていない選択肢」あるいは「間違った内容が書かれている選択肢」が正解となります。根拠は必ず本文中にあるので、どの文章が根拠となるのかをしっかり見つけ出して回答することが必要です。

 

3.Inference questions (0~2問/1セット)

このパターンの問題は、「次の選択肢のうちどれが推測できるか」や「著者は次のうえどれを示唆しているか」といった、本文に書かれていることから推測できる選択肢を選ぶタイプです。本文に明確に根拠がない分、やや難易度は高くなります。「重要だ」とか「常識的に考えて」といった根拠ではなく、本文から確実に類推できる選択肢を選んで回答することが必要です。

 

4.Rhetorical Purpose questions (0~2問/1セット)

“rhetorical”とは「修辞的な」とか「修辞上の」という意味です。このパターンの問題は、「著者はXと述べているがその目的は何か」や「著者はYを何の事例として挙げたか」といった、文章流れの中で、ある文を述べた目的を答えるタイプです。その文で述べている内容そのものではなく、何のためのその文や事例を述べたのかを把握することが必要です。

 

5.Vocabulary questions (3~5問/1セット)

このパターンの問題は、「Xという単語に最も近い意味をもつ単語はどれか」といった、語彙力を直接問うタイプです。単語の内容を知っていれば一瞬で回答できます。単語の意味がわからなかった場合でも文脈からある程度類推できる場合もありますが、意味を知っていれば時間をかけずに回答することができるので、時間の節約にもなります。このタイプの問題はReading全体を通して少なからず出題されますので、ボキャブラリーの強化はTOEFL攻略には必須であると言えます。

 

6.Reference questions (0~2問/1セット)

このパターンの問題は、「本文のtheyは何を指しているか」や「本文のthis goalは何を指しているか」といった、代名詞が指す選択肢を正しく選ぶパターンです。文章の流れを正しく理解していればしっかり回答することができますが、必ずしも代名詞が指す内容が直前にくるとも限らないので、議論の展開をしっかりと理解することが必要です。

 

7.Sentence Simplification questions (0~1問/1セット)

このパターンの問題は、「次の選択肢のうち、ハイライトされた部分の内容と本質的に同じ内容なのはどれか」といった質問で、本文の一部分が別の言い方に言い換えられていて、かつ同じ内容を説明している選択肢を正しく選ぶパターンです。間違った選択肢は、意味が変わってしまっていたり、重要な部分が抜け落ちていたりしますので、全ての選択肢を読んでしっかり消去法で間違った選択肢を消していくことが必要です。単に文を直訳するだけだと選ぶのが難しいこともありますので、その文で言いたいことは何なのかという内容を理解しながら読むことが必要です。

 

8.Insert Text questions (0~1問/1セット)

このパターンの問題は、「4つの■のうちから、次の文章が挿入されるべき部分を選びなさい」といった形で、抜け落ちた文章を、文章の展開上どこに挿入すべきかを選ぶパターンです。挿入場所を選ぶ上でのポイントは、接続詞と代名詞です。必ず接続詞と代名詞が選択肢の中に含まれるわけではありませんが、選択肢以外の部分に接続詞や代名詞があり、選択肢の文章を正しい場所に挿入しないと意味が通じなくなるということになるので、内容のみならず、接続詞/代名詞が正しく作用するかどうかを見極めることが必要です。

 

9.Prose Summary questions (0~1問/1セット)

このパターンの問題は、「本文のサマリーとして、重要なポイントを述べている選択肢を3つ選びなさい」といった、本文全体の内容とポイントが正しく理解できているかを問うパターンです。これまでのパターンと違い、特定のパラグラフからではなく文章全体からの出題となるので根拠を探すのがなかなか容易ではありません。しかし、間違った選択肢は「明らかに間違ったことを述べている」か、「述べていることは間違っていないが、本文のポイントとは関係なく瑣末な内容である」といった特徴があります。本文全体をしっかり読めていれば間違った選択肢のいくつかは少なくとも潰せるはずなので、選択肢の内容も正しく読み取ることが必要です。また、このパターンの問題は1問あたり1点ではなく、2点が与えられますので時間をかけてもしっかり回答したいところです。

 

10.Fill in a Table questions (0~1問/1セット)

このパターンの問題は、「本文のサマリーとして正しくなるよう、以下のテーブルを完成させなさい」といった、本文ゼンタの内容とポイントが正しく理解できているかを問うパターンです。このパターン特定のパラグラフからではなく文章全体からの出題となるので根拠を探すのがなかなか容易ではありません。本文が複数の学説や立場を論じているような場合、このパターンの問題で、具体例とそれぞれの主張を結びつけるよう正しくカテゴライズする、といった形で問題になります。このパターンの問題は1問あたり1点ではなく、3点または4点が与えられますので時間をかけてもしっかり回答したいところです。また、正解数によって部分点が与えられます。



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