TOEFLとIELTSのスコアの関係

データから見る英検TOEFL

それぞれの英語の試験では出題される形式もレベルも違うので、それぞれの試験のスコアやランクを直接的に比較することは難しいです。例えば、TOEFLではReading, Listening, Speaking, Writingの4科目を受験しますが、TOEICでは(SWテストを受けなければ)ReadingとListeningしか受験しないため、スコアを直接的に比較することはできません。

そういった事情からも、「公式に」スコアの比較表などを公開しているケースはあまりありません。しかし、ETSのサイトでは、入学審査の際にTOEFLとIELTSのスコアを比較するのを手助けするという目的で、TOEFLとIELTSのスコア換算表を公開しています。これは、1,153名の受験生のデータから導き出した換算表だとのことです。

TOEFLのスコアとIELTSのスコアの関係

ETSは、TOEFLのScoreと、IELTSのBandをそれぞれのセクションごとで比較し、公開しています。

 

Overall

TOEFL ScoreIELTS Band
0–310-4
32–344.5
35–455
46–595.5
60–786
79–936.5
94–1017
102–1097.5
110–1148
115–1178.5
118–1209

 

Reading

TOEFL ReadingIELTS Reading
0-20-4
34.5
4-75
8-125.5
13-186
19-236.5
24-267
27-287.5
298
298.5
309

 

Listening

TOEFL ListeningIELTS Listening
0-20-4
34.5
4-65
7-115.5
12-196
20-236.5
24-267
277.5
288
298.5
309

 

Speaking

TOEFL SpeakingIELTS Speaking
0-110-4
12-134.5
14-155
16-175.5
18-196
20-226.5
237
24-257.5
26-278
28-298.5
309

 

Writing

TOEFL WritingIELTS Writing
0-110-4
12-134.5
14-175
18-205.5
21-236
24-266.5
27-287
297.5
308
308.5
309

 

注意すべきは、この換算表はあくまで入学審査の一助とすることが目的であり、TOEFLがIELTSの代替になったり、IELTSがTOEFLの代替になるわけではないという点です。例えば、TOEFLのRequirementが80点で、出願の際にTOEFLのスコアの提出が求められている場合でかつIELTSのスコアが認められていないプログラムに対して、「IELTSで6.5を獲得したので、TOEFLのRequirementはクリアですよね!?」と言っても通用はしないということです。

あくまで参考のために活用し、出願の際に必要なテストが何なのかという点は、間違いのないよう確認するようにしましょう。



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