それぞれの英語の試験では出題される形式もレベルも違うので、それぞれの試験のスコアやランクを直接的に比較することは難しいです。例えば、TOEFLではReading, Listening, Speaking, Writingの4科目を受験しますが、TOEICでは(SWテストを受けなければ)ReadingとListeningしか受験しないため、スコアを直接的に比較することはできません。
そういった事情からも、「公式に」スコアの比較表などを公開しているケースはあまりありません。TOEICの公式サイトでは、公式に「英検で何級を持っていればTOEICでは何点相当」という言い方はしていませんが、受験者のデータを集めて英検の取得級とTOEICのスコアの関係について公開されています。
TOEICのスコアと英検の関係
TOEICが公開しているTOEICプログラム DATA&ANALYSISの中に、「実用英語技能検定(英検)取得級別受験者数と平均スコア」という項目があり、ここでTOEICのスコアと英検の関係性を見ることができます。それぞれの関係は以下のとおりです。
英検1級 Listening:495 Reading:450 合計:945
英検準1級 Listening:387 Reading:330 合計:716
英検2級 Listening:299 Reading:229 合計:528
英検準2級 Listening:236 Reading:165 合計:401
英検3級 Listening:218 Reading:158 合計:376
英検4級 Listening:199 Reading:143 合計:342
英検5級 Listening:200 Reading:145 合計:344
英検1級合格者のListeningの平均点が満点(495点)というのは少し怪しいところかとは思いますが、概ね全ての級で英検の難度とTOEICのスコアの間には正の相関関係がありそうです。4級と5級でほとんど差がないというのは、おそらくこれらの級を取得している受験者はTOEICの試験内容に対応できるだけの英語力を持っていないため、TOEICの世界では実力的には差がないと判断されていることによると思われます。
既に英検を持っていてこれからTOEICを受験する、あるいは既にTOEICのスコアを持っていて英検をこれから受験するという方は参考にしてみてください。
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