TOEFL試験会場には早めに行くべきか

TOEFL試験会場には早めに行くべきかTOEFL

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TOEFLの申込をする際に確認できますが、試験毎に9時半とか10時といった集合時間が定められています。一斉に始まる試験(例えば英検やTOEIC)であれば、集合時間に間に合うようにさえ行ければ全員が一斉に試験を始める形となりますが、TOEFLの場合、試験を開始するタイミングは受付順で、人によって異なります。従って、TOEFLの場合この集合時間というのは厳密に到着すべき時間として定められているわけではありません。

それでは、受験生は集合時間より早めに行くべきなのでしょうか、それとも遅めに行くべきなのでしょうか?ここでは会場に着く時間によるメリット・デメリットについて整理していきたいと思います。

早く会場に着くメリット・デメリット

メリット

・時間に余裕があるので安心して会場に到着できる

会場の場所がわかりにくい場合なども含めて、早めに会場へ向かうことで余裕をもって会場に到着できるので「遅れるかもしれない、急がなきゃ」といった具合に慌てる必要がありません。仮に遅刻しなかったとしても、精神状態に影響を与える影響もありますので、早めに行くことで心の余裕も生まれます。

 

・早い時間に終わる

TOEFLは4時間~4.5時間にわたる長丁場なので、どんなに早く終わっても終わるのは午後1時を過ぎることになります。受付が混んでいたりして、試験の開始時間が遅くなってしまうと試験終了が午後3時近くになってしまうこともあります。もちろんTOEFLの後には時間に余裕のないスケジュールを入れるべきではありませんが、試験が早く終わればそのあとの予定の心配をする必要もなく、また、お昼を大幅に過ぎてしまってお腹がすいて試験に集中出来ない、という事態も回避することができるでしょう。

 

・Listeningに集中できる

TOEFLの試験はReading、Listening、(休憩)、Speaking、Writingの順に行われます。試験会場に早く行くことで、Listeningの試験も他の受験者と比較して早めに終えることができますので、Listeningの試験中に休憩の受験者が試験会場に出入りして集中できない、という事態を回避することができます。

 

デメリット

・Readingに集中しづらい

Readingが最初のセクションであるため、Readingを解いている最中に次々と受験者が入室してきます。入室してきて試験を始めてくれればよいのですが、試験に入る前に恒例のマイクチェックがあるために、(東京の会場であれば特に)”I live in Tokyo”の大合唱を聞きながらReading試験に取り組む必要が出てきます。さらに、マイクの不具合などがあり、試験官ともめている受験生などがいた場合には最悪の状況となります。まわりがどんな状況でも集中できるという方はよいでしょうが、Reading試験には集中しづらい環境になります。

 

・Speakingが少し恥ずかしい

Speaking試験に取り組んでいる頃、他の受験者は休憩時間に入っています。休憩時間にはヘッドセットを外している受験者も多く、自分がしゃべっているSpeakingの内容を聞かれることになります。恥ずかしがり屋の方は、自分がしゃべっている内容を聞かれるのが恥ずかしいが故に、声が小さくなってしまったり、周りが気になって思った通りに喋れなくなってしまったりすることもあるかもしれません。

 

遅く会場に着くメリット・デメリット

メリット

・Readingに集中できる

他の受験者が既にReading試験を開始しているため、試験会場は比較的静かです。途中で入ってくる受験者も少なければ、他の受験者のマイクチェックに邪魔されることもありません。

 

・Speakingでカンニング(?)できる

休憩時間に他の受験者はSpeaking試験を開始しています。もちろん試験の問題そのものはわかりませんが、他の受験生がしゃべっている内容を聞くことで、ある程度設問の内容を想像して試験に臨むことができます。もちろん、必要以上に想像してしまうと、実際に自分が回答するときに想定外の設問で対応できない、ということにもなりかねませんので注意しましょう。自分が聞いた他の受験者が、正しく設問に答えているとは限りません。

 

デメリット

・リスニングに集中できない

Listening試験に回答している時間に、他の受験者は休憩時間に入ります。また、開始が早かった受験者は既にSpeaking試験に突入しています。もちろんListening試験ですのでヘッドセットを使用しているので試験への集中を邪魔される度合いは限定的だと思いますが、大事なところを聞き逃すと致命的な結果になり得るListening試験ですので、影響がないとは言えないでしょう。

 

・終わる時間が遅い

試験の開始時間が遅いということは、同時に終了時間も遅くなります。TOEFLは4時間~4.5時間にわたる長丁場なので、後半は昼食時間を過ぎている時間帯での受験となり、空腹との戦いとなってしまうかもしれません。

 

・遅れすぎると受験ができないリスクがある

通常、集合時刻からはある程度遅れても受験をすることができます。しかし、何分遅れまでが許容されるといった明確なルールは特になく、(会場によって受験者数も異なり、受付に必要な時間も異なるため)会場によって受付を締め切る時間が異なります。「自分が最後の受験者になるように」と遅めに会場へ向かった結果、既に受付を締め切られていて、最悪の場合受験を断られてしまうという事態にもなりかねません。

 

 

このように、試験会場に早く行く場合にも遅く行く場合にも、それぞれメリットとデメリットがあります。従って、どの時間に行けば自分のパフォーマンスを最大限発揮できるかを考えて試験会場に向かうようにしましょう。但し、試験会場に到着する時間がスコアに与える影響はそれほど大きくないというのが実情かと思います。一番重要なのは、しっかりと試験に向けた勉強をして試験に臨むことです。試験会場に着く時間について長時間考えている時間があれば、その時間を勉強に費やしたほうが有益であることは言うまでもないでしょう。



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