【雑記】日本人の英語力は世界で80位?EF EPI英語能力指数2022年版発表

英語学習全般

2022年11月16日に、世界各国で語学教育事業を展開するEFエデュケーション・ファーストは、英語能力ベンチマーク「EF EPI英語能力指数2022年版」を発表しました。レポートによると、日本人の英語力は非英語圏の112の国と地域の中で80位に位置しており、前年の78位から更に順位を下げ、全参加国・地域の下位3分の1のグループに位置する結果となりました。世界全体の平均に対して見ても日本は平均を下回っており、英語力のカテゴリーとしてはモンゴルやインドネシア、スリランカ等と同じ、5段階で下から2番目の「低い」に位置すると報告されました。

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日本人の英語力は世界で87位?EF EPI英語能力指数2023年版発表

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日本人の英語力は世界で78位?EF EPI英語能力指数2021年版発表

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日本人の英語力は世界で55位?EF EPI英語能力指数2020年版発表

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日本人の英語力は世界で53位?EF EPI英語能力指数2019年版発表

EF EPI英語能力指数とは

“EF EPI”とは” EF English Proficiency Index”の略で、EF EPI英語能力指数2022年版は2021年にEF英語標準テスト(EF SET)またはEF社の英語実力テストを受けた210万人を超える受験者のテストデータを基に算出された独自のスコアです。EF EPIは非英語圏の国と地域における英語能力を経年的に計測・追跡するための世界規模のベンチマークとして、2011年より毎年発表されています。

 

日本の順位は111の国と地域中80位

EF EPI英語能力指数2022年版によると、日本は今回調査対象となっている111の国と地域の中で80位に位置しており、英語能力の5段階のカテゴリー(非常に高い、高い、標準的、低い、非常に低い)の中では「低い」に位置すると報告されました。

ランキングを上位から見てみると、1位:オランダですが、2位:シンガポールとアジアの国が登場します。次いで3位:オーストリア、4位:ノルウェー、5位:デンマーク、6位:ベルギー、7位:スウェーデン、8位:フィンランド、9位:ポルトガル、10位:ドイツとヨーロッパ各国が続く形です。アジア各国を見てみると、既出の2位:シンガポールを筆頭に、22位:フィリピン、24位:マレーシア、31位:香港、36位:韓国、62位:中国と、日本よりも上位に位置している国がある一方、81位:インドネシア、93位:ミャンマー、97位:タイと、日本よりも下位に位置している国もあります。(アジアの24の国と地域中、日本は14位)

日本の順位を時系列でみると、以下の通りとなっており、年々順位は下がっている傾向にあります。(()内は英語能力のカテゴリー)

2011:14位/44(標準的)
2012:22位/54(標準的)
2013:26位/60(標準的)
2014:26位/63(標準的)
2015:30位/70(標準的)
2016:35位/72(低い)
2017:37位/80(低い)
2018:49位/88(低い)
2019:53位/100(低い)
2020:55位/100(低い)
2021:78位/112(低い)
2022:80位/111(低い)

調査・データの信頼性

2011年から発表されているEF EPIですが、この調査や順位には信頼性や妥当性がないという評価もあります。

過去のレポートに対する記事にはなりますが、「日本の英語力は53位」というデマ報道が流れ出す季節になりましたね。によると、問題点は概ね以下の3点に要約されると主張されています。

1.代表性はない

2.数値が乱高下している

3.営利目的

詳しい内容は上記リンク先の記事をお読みいただければと思いますが、確かにこの調査が全世界において日本人の英語力がどうかということを精緻な調査に基づいてレポートされているものではないと言えるでしょう。特に大きなポイントとしては、上でも説明した通りこのスコアや順位が「EF英語標準テスト(EF SET)またはEF社の英語実力テストを2021年に受けた210万人を超える受験者のテストデータを基に算出された」ものであるという点で、あくまで自発的にEF社のテストを受けた人のデータをもとにしているというところで、「日本人全体」を調査対象としているわけではないところです。それは日本のみならず他の国においても同様で、EF社のテストを受験する人は少なくとも英語や英語学習に興味がある人で、かつ同テストを受験することができる環境下にいる人だけが調査の対象となっているというところから、サンプルに偏りがあることは事実でしょう。

EF社もこの点は認識・理解しており、以下の通り説明がなされています。

指標に含まれる受験者は任意で受験した人に限り、その国全体のレベルを代表するわけではありません。また、英語学習へのモチベーションが高い人、自分の英語力に興味がある人などがテストに参加している可能性が高く、ランダムな母集団のスコアと比較した場合、スコアにより偏りが生じる可能性があります。

テスト結果は個人での使用を前提としているため、受験者が不正行為によってスコアを人為的に上げる可能性は低いと考えられます。一方、以下のような記述もあり、留学等を志向するような人が受験する他の英語試験のスコアとの関連性は高いようです。

EF EPI 2022の各国スコアには、TOEFL iBT 2020の各国スコア(r=0.81)および IELTS Academic Test 2019の各国スコア (r=0.75) と強い相関関係があることが分かって おり、このような相関関係から、これらの 試験にはデザインや受験者のプロファイルに違いがありながらも、国の英語能力に おいて同様の傾向があることが見て取れます。

 

EF EPIレポートに参加するには

EF EPIは「EF英語標準テスト(EF SET)またはEF社の英語実力テストを受けた210万人を超える受験者のテストデータを基に算出された」スコアですので、EF SETを受験することで来年のレポートのスコアの基準となる形で参加することができます。受験は無料ですので、「自分が受験することで日本の順位を上げてやる!」という方から、「まずは自分の英語力を試してみたい」という方まで、気軽に登録して受験してみてはいかがでしょうか。

EF SET

 

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