英検に無事合格すると、合否通知の他、その合格を証明する書類として合格証書(賞状)及び合格証明書が送付されてきます。合格証明書は英検の合格を公的に証明する重要な書類ですので、単なる合格記念のみならず、いざ必要となったときに合格を証明する書類として必要になるものですので大切に保管しておく必要があります。とはいえ、所詮は書類ですので、どこにしまったかわからない、引っ越しのときに失くしてしまったなど、見つからなくなりということもあろうかと思います。
ここでは書類を紛失したときにどうしたらよいか整理してみました。
英検に合格すると送られてくる書類
英検に晴れて合格すると、合否通知、合格証書(賞状)及び合格証明書が送付されてきます。合格証書(賞状)とは、合格者全員に無料で送付している証書とカードのことで、こちらは紛失による再発行はできません。
合格証明書はどんなときに必要になるか
高校や大学への受験において英検の合格証明を提出することで受験科目が免除になったり加点になったりする場合、一定以上の級を取得している大学において単位認定される場合、就職活動等において英検を取得していることを証明する場合、勤務先において何らかの理由で英検合格を証明する必要があるとき等、「公的に英検を取得している(英検に合格している)ことを証明する必要があるとき」に、幅広く必要になります。
場合によっては自己申告で認められるようなこともあるかもしれませんが、その目的によっては合格を証明する書類の提出が求められます。
合格証明書の再発行手続きは
合格証明書の再発行手続きについてはこちらに詳細の説明がありますが、ウェブもしくは郵送で手続きを行うことができます。ウェブの場合は過去2年分の申込みが可能で、郵送の場合には特に制限はありません。
再発行にあたっては級を問わず1通ごとに1,100円の手数料(税込み、2021年11月現在)が必要ですので、将来的に証明書が必要になると思われる方はできる限りオリジナルの証明書を紛失しないようにしましょう。
なお、合格証明書の他に費用を負担することで発行が可能なものとして「英検CSEスコア証明書」と「英検合格バッジ」があります。英検CSEスコア証明書はその名の通り合否を問わずCSEスコアを証明する書類となり、大学入試等でその証明書が採用されている場合に利用するケース等が想定されます。また英検合格バッジは英検に合格したことを示すバッジで、公的な証明書として利用されることはありません。合格の記念として合格者のみが保有することができるバッジです。いずれも1通(あるいは1個)ごとに1,100円の手数料(税込み、2021年11月現在)がかかります。
合格証明書の再発行は過去どこまで遡れるか
合格証明書の再発行について、上で「郵送の場合期間に特に制限はない」と述べましたが、英検のホームページを見ても「●●年以降の合格のみ証明書が発行できます」といった記載はありません。
実際ウェブで調べてみると、30年以上前の合格証明書が再発行できたとの情報もあり、そこには英検協会に直接確認した内容として以下の記載がありました。
そこまで古いものは電子データ化されていないので、じっくり調査する必要がある。1週間くらいかかるかもしれないが、再発行する事は可能。
そこまで昔の証明書が必要になるケースは多くないとは思いますが、「受験したのがだいぶ前なのであきらめよう・・・」と諦めることなく、証明書が必要になった場合にはぜひ協会に問い合わせをしてみてください。
このように、合格証明書の再発行については所定の手続きを行うことで実施が可能です。ただ、手続きには手間も費用も時間もかかりますので、今後合格証明書を受験・単位認定・就職等何らかの理由で使う見込みがあるという方は、紛失することのないようしっかりと保管しておきましょう。
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