ここでは、公開されている英検のデータから、英検4級の情報について見ていきましょう。
英検の他の級のデータについては以下のページをご覧ください。
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英検4級受験者数と合格率の推移
英検4級の受験者数は年間約44~45万人で安定しており、2010年以降受験者数に大きな変動はありません。
合格者数は年間約31~32万人で、こちらも2010年以降大きな変動はありません。合格率は年度によってやや差があるものの、概ね70%程度です。英検の合格率は 【合格率=合格者数/志願者数】 で計算されています。従って、試験当日に欠席した受験者も合格率算出の分母に入ってくる計算になりますので、実際の合格率(合格者数/受験者数)はこれよりも高いものと推測されます。
※2014年以降詳細情報は公表されなくなりました。級別の合格率の情報については、英検の合格率をご覧ください。
受験回による傾向
ご存知の通り、英検は年3回実施されます。
英検4級の場合、3回の受験回のうち第1回の受験者が最も少なく、第3回の受験者が最も多い傾向にあります。
受験回ごとの合格率ですが、第3回の合格率がやや低くなっていますが大きな差はなく、受験回によって難易度が異なるということはないと思われます。
受験者の属性と属性別の合格率
受験生全体に占める学生の割合は90.7%(2010年から2013年の合計)となっており、学生が非常に多く受けている級です。学生の中でも、小学生と中学生の占める割合が非常に高く(学生のうち小学生と中学生で92.3%)、高校生以上の受験者は少ないです。
志願者のうち学生の合格率は72.9%ですが、注目すべきは中学生の合格率が最も高いというところで、これは中学生が高校生や大学生よりも英語が得意だということを意味しているのではなく、受験申し込みをした高校生以上の受験者のうち、実際に受験した人が少ない(=試験の欠席率が高い)ことによるものだと考えられます。小学生の合格率が中学生より低いですが、やはり英語を学び始めたばかりの小学生にはやや難しい試験のようです。
前述の通り、最も合格率が高いのは中学生で80%弱の志願者が合格しており、受験される中学生の方は自信をもって受験に臨めば問題なく合格できるレベルであるということがわかります。
受験生全体に占める社会人の割合は9.3%(2010年から2013年の合計)と、非常に少ないです。
志願者のうち社会人の合格率は44.5%と、全体の合格率よりも非常に低くなっています。これは、記入不備と準会場の欠席者が「職業不明」に分類されてしまっているせいであり、実態を表しているものではないと考えられます。
最も合格率が高いのは主婦で85%以上の志願者が合格しており、概ねどの職業の受験者も70~80%の合格率となっています。
データ出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/merit/situation/(2020年5月時点で、過去のデータは公開されておりません)
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