英検準2級攻略 -二次試験対策

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英検準2級 二次試験のポイント

英検準2級の二次試験では、英語で基本的なコミュニケーション(例えば自分のことを説明したり、状況を説明したり、「なぜ」という質問に対して自分の考えを伝えたり、など)がとれるかどうかが評価されます。決して難しい試験ではありませんが、普段英語のインプットばかりでアウトプットの練習をしていない人(つまり英語を喋る練習や実践を全くしていない人)にとってはハードルの高い試験かもしれません。

試験はCSEスコアで600点満点で、406点以上をとれば晴れて合格となります。

二次試験合格のための3つのポイント

1 試験の流れを把握しておく

英検準2級の二次試験は、いつも決まった流れで行われます。本番の試験会場で慌てないように、試験の流れをしっかりと把握しておきましょう。以下に試験の流れを解説します。ここで記載している表現と違う表現を使う試験官もいるかと思いますが、流れは同じです。慌てず対応しましょう。

 

(1)入室

部屋に入るまでに緊張してしまうこともあるかと思いますが、自信をもって面接に臨みましょう。入室の際にドアが閉まっている場合には、ノックしてからドアを開けて入りましょう。ノックした際に、中から面接官が”Please come in.”などと返事をしてくれる場合もあるでしょう。中に入ったら挨拶です。英語でのコミュニケーションの試験ですから、日本式のお辞儀をする必要はありません。午前中だったら”Good Morning.”、午後だったら”Good afternoon.”と挨拶をしましょう。もちろん”Hello.”や”Nice to meet you.”といった挨拶でもOKです。相手が握手を求めてきたら気持ちよく応じましょう。欧米式の挨拶の一環です。

挨拶が終わると、入室前に受け取った面接カードを渡すよう”May I have your card?”などと言われますので、カードを渡しましょう。渡す際に黙って手渡すのではなく、”Here you are.”や”Here is my card.”と言って渡すとよいと思います。

 

(2)着席

面接でのマナーとして、相手から「座って下さい」と言われてから椅子に座るようにしましょう。この際”Have a seat.”や”Please sit down.”と言われると思いますのでそれに従って椅子に座りましょう。

着席したら簡単な会話からスタートします。通常は面接官が”I’m …”や”My name is …”と名乗ってから”What’s your name?”や”May I have your name?”と名前を聞かれると思います。聞かれたら”My name is …”や”I am …”とはっきりと名乗りましょう。

 

(3)問題カードの受取と文章の黙読

ここからいよいよ面接の本番です。面接官から問題カードを受け取ると、”Please read the card silently for 20 seconds.”といった形で、カードを20秒間黙読するよう指示があります。次の音読に備えて、抑揚の付け方を意識しながら黙読しましょう。なお、問題カードには、短い文章と2枚のイラストが印刷されています。

 

(4)カードの音読

20秒が経過すると、”OK, please read the passage aloud.”といった形で、カードを音読するよう指示があります。恥ずかしさもあるかもしれませんが、面接官が聞き取れるようはっきりと大きな声で音読しましょう。読み間違えてしまった場合にはすぐに言い直しをすればだいじょうぶです。もちろん完璧な発音は求められませんが、英語として面接官が理解できる発音でしゃべりましょう。

 

(5)質疑応答

ここから、面接官が5つの質問をぶつけてきます。

1問目は、問題カードの文章に関する質問です。音読した文章についての内容を理解できているかが問われます。黙読及び音読の際、発音を意識しすぎて内容を意識しないでいるとこの1問目の質問で答えに困ってしまうこともあるかと思いますので、内容をしっかりと理解しながら読むよう心がけましょう。英検3級と同様の質問ですが、与えられる文章が長いのでしっかり内容を理解して、即座に回答できるよう準備しておきましょう。

2問目と3問目は、問題カードの絵に関する質問です。絵を見れば容易に回答できるような内容しかきかれませんので、落ち着いて答えましょう。3級と異なる点は、2問目では絵の中の人物がしている行動を複数回答することが求められる点です。当然ですが、全員の行動をしっかり説明できたほうが高得点獲得が期待できますので、しっかり答えるようにしましょう。

4問目は、問題カードのトピックに関して、自分の考えを回答する問題です。基本的には”Yes”または”No”で答えられる内容ですが、それを答えただけでは終わらず、「なぜそう考えるのか」を聞かれますので、しっかりと自分の考えを答えるようにしましょう。但し、深い内容のディスカッションは求められませんので、実際に自分が思う考えではなく、答えやすいようにウソをついても大丈夫です。

5問目は、問題カードから離れて個人的な質問になります。3級と違う点は、4問目同様に「なぜそう思うのか」を問われるという点です。深い内容のディスカッションは求められませんので、実際に自分が思う考えではなく、答えやすいようにウソをついても大丈夫です。なお、ここでは問題カードを見ることはできません(見てもヒントになるようなことは書いてありません)。質問が聞き取りづらかった、あるいは一度で理解できなかった場合には”Could you repeat the question?”といった形で聞き返してもOKです。不自然に何度も聞き返したりしなければ減点の対象にはなりません。但し、「ゆっくり話してください」などのリクエストをすることはできません。

 

(6)問題カードを返却して退室

5つの質問に対して回答し終わったら、面接は終了です。面接官が”This is the end of the test. May I have your card, please?”などと試験終了の宣言とカードの回収を行います。カードを返したら”Thank you, bye-bye.”などと言われて退室を促されますので、”Thank you very much.”などと言って退室します。

 

以上が試験の流れになります。しっかり把握して、頭の中でシミュレーションしてから試験に臨みましょう。

また、英検バーチャル二次試験では、二次試験での面接室に入室してから退出するまでの流れを、音声付アニメーションを見ながら把握できます。一度確認しておくとよいでしょう。

 

2 基本的な言い回しを覚えておく

英検準2級では、難しい質問はされません。中学校の教科書にでてくるような基本的な言い回しと単語を覚えておけば苦労することはないと思います。質疑応答の2問目と3問目は、絵を見てその状況について英語で答える必要がありますので、簡単な状況説明ができるだけの言い回しはしっかりと覚えておきましょう。

 

3 笑顔で元気よく

二次試験は当然英語のスピーキング能力が評価される場ですが、積極的に英語でコミュニケーションをとろうとしているかどうかという態度で面接官からの評価も異なります。例えば、相手が挨拶をしてくれたのに挨拶を返さなかったり、カードのやりとりをするときに無言でやりとりをしたり、しゃべるときに相手の目を見ないで下を向いてしゃべるといったことは減点(=面接官からの印象が悪くなる)要素です。

面接を英語でのコミュニケーションを楽しむ場として笑顔で元気よく接することで、高得点獲得を目指しましょう。

 

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