TOEFL iBTのテスト時間短縮(2019年8月から)

TOEFL試験時間短縮 TOEFL

試験時間が長く、かつマイクテストやSpeaking試験を行う周囲の声との闘いがあり、英語力のみならず長時間にわたって集中力を持続させることが試されるTOEFL iBTですが、その試験時間が30分短縮されることがアナウンスされました。もちろん試験時間が短くなるといっても今までと同じボリュームの問題を同じ時間で解かなくてはならなくなるということではなく、試験の問題数が減ることによって試験時間の短縮が短縮となるということです。それでは、どのセクションがどのように変更になるのか見ていってみましょう。

試験時間が短縮されるセクションとその内容

Reading

Readingでは、各パッセージの設問数が減ることとなります。具体的には、これまで各パッセージには12~14問の設問が設定されていましたが、これが一律10問となります。

なお、各パッセージの問題数は減りますが、パッセージの長さそのものに変更はありません。また、出題される設問のタイプにも変更はないとされています。

この変更により、Readingパートの試験時間はこれまでの60分~80分から、54分~72分へと短縮されます

Listening

Listeningの中でも、Lectureの本数が減ることとなります。具体的には、これまで「Lecture:4~6本、Conversation:2~3本」が出題されていたものが、「Lecture:3~4本、Conversation:2~3本」へと変更となります。

従来の形式では、「Conversation 1本に対しLecture 2本」というのが1セットとして出題されこのセットが2~3セットという形で設定されていましたが、今回の改定により「Conversation 1本に対してLecture 2本」、あるいは「Conversation 1本に対してLecture 1本」というセットが混在することになります。

なお、Lectureの本数は減りますが、Lecture、Conversationともに、長さそのものに変更はありません。

この変更により、Listeningパートの試験時間はこれまでの60分~90分から、41分~57分へと短縮されます

Speaking

Speakingでは、Independent task、Integrated taskそれぞれ1問ずつが削られ、これまで計6問出題されていたものが計4問となります。具体的には、Independent taskでは#1 (express a personal preference)が削られ、Integrated taskでは#5 (campus situation; problem/solution)が削られます。これらのタスクが得意で得点源としていた方は、得点を稼ぐチャンスを失うことにもなりますので注意が必要です。

この変更により、Speakingパートの試験時間はこれまでの20分から、17分へと短縮されます

Writing

Writingセクションに変更はありません。

 

スコア構成や難易度は変更になるの?

今回の試験時間の短縮によって、試験の品質や信頼度に関して変更はないとされており、ETSも”After careful review of the data, we determined the test could be shortened without sacrificing test quality or score validity. This was done by applying research to maintain test quality through various statistical procedures and application of advanced assessment technology.”と説明しています。
また、試験全体のスコア(各セクション30点満点の120点満点)や、試験の難易度そのものにも変更はないとされています。

なお、今回の試験時間の短縮に伴う受験料の変更(値下げ)については特にアナウンスはありません。Speakingの問題数が減ることによる採点コストが抑えられると考えられるので、受験料の値下げがあってしかるべきとも思いますが、果たして・・・

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