続:GMATスコアに関する疑問点とその検証

GMAT

GMATスコアに関する疑問点とその検証の続編です。更なる疑問を検証していきます。

疑問5:問題タイプ毎に配点は異なる?

Verbal SectionではSentence Correction, Critical Reasoning, Reading Comprehension、Quantitative SectionではProblem SolvingとData Sufficiencyという異なるタイプの問題が同じセクションの中でランダムに出題されます。従って、受験するたびにその順番は異なることになります。

例えばVerbal Sectionでは、一般的な日本人受験生にとって、Reading Comprehensionが最も難しく、最も時間がかかるタイプであると思いますが、この問題のタイプ毎で配点は異なるのでしょうか。

この点に関して、2014 GMAT Test Prep Summitに参加したというAGOS JAPANのblogにこんな記述がありました。

Verbal3科目(SC, CR, RC)とQuantitative2科目(PS, DS)は、それぞれセクション内で平等の重みで扱われる。たとえば、RCの方がSCよりも一般的に配点が高い、というようなことはない。

ということで、タイプ毎に配点が異なるということはないようです。但し、GMATはCATですので、同じ問題でも試験の前半に回答した場合と後半に回答した場合とで、スコアに与える影響が異なるということは言うまでもありません。

結論:問題タイプ毎に配点が異なるということはない。

 

疑問6:問題への回答時間はスコアに影響するか?

GMATでは、いずれのセクションも時間が限られており時間に余裕をもってゆっくり回答するということはないと思いますが、早く回答したほうが良い点がもらえるのではないかという考えを持っている方もいるかもしれません。

この点に関して、2014 GMAT Test Prep Summitに参加したというAGOS JAPANのblogにこんな記述がありました。

1問にかける時間は、採点に無関係。たとえば、ランダムクリックして1問1秒で正解した場合でも、1問に数分かけて正解した場合でも配点は同じ。

ということで、回答時間とスコアには関係がないようです。

結論:早く回答したからといって、良いスコアにはならない。回答時間とスコアは無関係。

 

疑問7:時間が足りなくなった場合、その場で時間切れを迎えるべきか、それともランダムクリックで最後まで進めるべきか?

不正解に対するペナルティがない試験、例えばTOEICやTOEFLであれば、時間が足りなくなった場合に回答の途中で終了するよりは適当に回答を選んででも最後まで回答するほうがよいというのは言うまでもありません。しかし、GMATの場合CATですので、不正解は採点に影響を及ぼします。途中で時間がなくなった場合に、そこで回答をストップするべきか、それともランダムクリックで最後まで進めるべきか悩むところかと思います。

この点に関して、2014 GMAT Test Prep Summitに参加したというAGOS JAPANのblogにこんな記述がありました。

最後の方の問題で時間が足りなくなった場合、およそVerbal25点以上、Quantitative35点以上ではランダムクリックした方がスコアは少しだけ高くなり、それ以下のスコアではランダムクリックせずに試験を終えた場合でも同じスコアになるか少しだけスコアが高くなる。

この「最後の方の問題で」というのが何問目を指しているのか不明なところはありますが、基本的にはVerbalで25点以下、Quantitativeで35点以下のスコアを目標とする方はいないと思うので、ランダムクリックで最後まで進めたほうがよい結果が期待できそうです。運が良ければ高い確率で正解できるかもしれません。

結論:時間がなくなったら、ランダムクリックで最後まで進めよう。但し、時間内に終えられるようタイムマネジメントするほうがもっと大事。

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