TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、1964年に英語を母語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして、アメリカの非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発されました。
TOEFLはアメリカで開発されたテストなので、アメリカ英語に基づくテストなのでしょうか?また、回答はイギリス英語等ではなく、アメリカ英語で回答したほうがよいスコアが取れるのでしょうか?
TOEFLはアメリカ英語以外も出題される
結論から言ってしまうと、TOEFLはアメリカ英語以外のアクセントも出題されます。ETSはそのことを公式にニュースリリースとして公表しており、「リスニングとスピーキングセクションにおいては北アメリカのアクセントに加えて、イギリス、ニュージーランド及びオーストラリアのアクセントもあり得る」としています。
従って、アメリカ英語のみの対策をしておけばいいという試験ではなく、各国のアクセントも含めた実用的な英語の能力が試される試験となっています。
ライティングやスピーキングはアメリカ英語でなくてはならないのか
こちらも結論から言ってしまうと、高得点を獲得するのにアメリカ英語を使う必要はないようです。オンラインで英語教材を提供するABA(American and British Academy)によると、「ハイスコアを獲得するために、アメリカ英語を使う必要はない(“You do not need to use American English to get a high score on the TOEFL”)」と解説されています。
一方、アメリカ英語とイギリス英語の一貫性は必要だとも述べており「スピーキングセクションとライティングセクションにおいて、アメリカ英語とイギリス英語を混在させるべきではない(“Ideally, during the TOEFL speaking section and writing section, you should not change between American and British English (or other types of English).”)」とも述べています。
これは、日本語でも標準語を話していた人が突然関西弁でしゃべり出したら不自然に聞こえるのと同じで、一貫性が必要であるということは理解できるでしょう。ライティングセクションにおいても、アメリカ英語とイギリス英語の混在(例えばcenterとcentreの混在)は不自然に見えるのでやめたほうが無難でしょう。
ただ、「もし少し混在していたとしても大して重大な問題ではなく、重要なのは正しい単語と文法を用いること(“But even if you do switch a bit, it is not extremely important. It’s more important that you are using correct English words and grammar so that you are understandable to an English-speaking audience.”)」とも述べられており、そんなに神経質になる必要はないようです。
出典:ABA Teacher’s BLOG American or British English on the TOEFL
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