GMAT Sentence Correction攻略－試験対策

GMAT Verbal Sectionの目標スコアとSentence Correctionの正解率

GMATは、外国人向けのTOEFLやIELTSと違ってネイティブ向けの試験です。従って、QuantitativeのスコアをVerbalでカバーしようという作戦は、リーディングが特段得意な方を除いてはとらないほうが懸命です。

GMATの目標スコアにもよりますが、Verbal Sectionでは、600点台中盤から後半を目指す方は素点で30点～35点、700点台を目指す方は35点～を狙うというのがオーソドックスな戦略となると思います。

もちろん、700点台後半を狙う方は40点以上が必要となりますし、高得点を狙える方は狙うべきです。但し、トップスクールを目指すのに30点未満の点数では、受験者プールの中ではweak pointとして映ってしまう可能性が高いので最低でも30点を狙って行きましょう。

GMATはCAT(Computer Adaptive Test)ですので、正解率と得点は直結しません。しかし、Sentence CorrectionはVerbal Sectionの中では比較的正解し易いセクションですので、70%以上の正解率が欲しいところです。35点以上を目指す方は、80%以上の正解率を目指しましょう。

Sentence Correction対策：攻略のための３つのポイント

問題パターンを理解し、精通せよ

GMAT Sentence Correction攻略－出題パターンで説明したように、Sentence Correctionでは基本的に8つのパターンの問題しか出題されません。しかし、実際に問題を見ると下線が引かれている部分が長く、一体どのポイントを出題してきているのかわからないということがあります。また、難しい問題になると、文章全体に下線が引かれているようなものもあります。
文章のどの部分が問題の中で問われているのかわからず、ただただ与えられた5つの選択肢を眺めていてもなかなか正解にはたどり着けませんので、まずは問題のパターンをしっかり理解し、それぞれの問題で何が問われているのかを判別できるようになることが重要です。その上で、GMAT特有の文法をしっかりと抑えることで、正解率を高めていきましょう。

GMAT文法を身につけよ

中学生時代から、文法だけは苦手だったという方もいらっしゃると思います。もちろんGMATで高得点を獲得するために基本的な文法のルールを抑えておくことは重要ですが、細かい文法のルールや用語まで全て再復習をしてから、改めてGMAT対策にとりかかる必要はありません。Sentence Correctionで問われるGMAT独特のルール（例：日常会話ではOKだが、GMATの文法としてはNG）をしっかりと身につけることで、正答率を高めるよう取り組んでいきましょう。

日本人が国語で必ずしも満点が取れないように、ネイティブでもSentence Correctionで全問正解することは困難です。英文法博士になる必要はなく、しっかりとGMAT向けの対策を行うことが肝要です。