南半球の英語学習の留学先としてニュージーランドと人気を二分するオーストラリア。自然豊かな環境やワーキングホリデーを利用した留学ができることなどが人気の理由となっています。
留学先として人気のオーストラリアですが、当然留学先としてのメリット・デメリットはあります。ここではオーストラリア留学におけるメリット・デメリットを見ていきましょう。
オーストラリア留学の3つのメリット
1.ワーキングホリデーで世界中から留学生が集まる
オーストラリアは日本とワーキングホリデーの協定を一番はじめに締結(1980年12月)した国であり、ワーキングホリデーを活用した渡航先として最も歴史があり、かつ人気が高い国で、多くの日本人がワーキングホリデーにより留学を実現しています。(ワーキングホリデーで渡航するためにはワーキングホリデービザの取得が必要です。また、ワーキングホリデービザを取得できるのは日本国籍を有する18歳から30歳までの人に限られます。)
2.治安がよくアクティビティが充実
オーストラリアは比較的治安のよい国と言われています。これは、自然豊かな環境で育ったオーストラリア人の国民性や法制度等に起因していると考えられます。もちろん治安がいいとはいえ、日本にいるのと同じ気持ちで生活すればトラブルに巻き込まれる可能性もあるため緊張感をもって生活することが求められますが、必要以上に安全面が気になり英語学習に集中できない、といったことはないという安心感があるでしょう。
また、授業だけではなく自然環境豊かなオーストラリアでは自然に関連するようなアクティビティが充実しています。これらのアクティビティに積極的に参加することで、英語の学習効果を高めるのみならず、留学を通じたかけがえのない思い出を作ることができるでしょう。
3.日本との時差が小さい
日本と経度がほとんど同じオーストラリアは、欧米留学のネックとなる時差がほとんどないというメリットがあります。欧米留学の場合、現地に到着してそうそうに時差ボケに悩まされ、到着してすぐは授業やアクティビティに集中できないといったことも有り得ますが、オーストラリア留学の場合は時差の問題が生じづらいというメリットがあります。留学後に日本の家族や友人と頻繁に連絡がとりたいという方も、欧米だと深夜や早朝に連絡を取る必要性が出てくる場合もあるかと思いますが、時差が小さいオーストラリアであれば安心です。
オーストラリア留学の3つのデメリット
ここまでオーストラリア留学の「いい面」について説明してきましたが、デメリットと考えられる点もありますので、そういった点も考えて総合的に留学先を決めることが必要です。
1.厳しい夏の気候
オーストラリアは南半球にあるので、日本とは四季が逆、すなわち日本の夏はオーストラリアの冬で、日本の冬はオーストラリアの夏にあたります。「寒い日本の冬を脱出して暖かい地域に行けるのでラッキー!」と考える方もいるかもしれませんが、オーストラリアの夏は地域によりますが過酷な環境でもあります。特に、日差しや紫外線の強さは日本と比べても厳しい環境にありますので、しっかりとした対策が必要となります。
2.物価が高い
オーストラリアは全般的に日本と比べて物価が高めです。留学中にルームシェアをするなどして費用を抑えることができるのであればそれほど神経質になる必要はないかもしれませんが、自分でアパートを借りて食事は外食が中心・・・といった形だと生活費は高くなりがちです。ワーキングホリデーで留学をすれば生活費をある程度給料でまかなうことはできますが、生活費を抑えるような努力や工夫は必要となるでしょう。
3.日本人やアジア人が多い
オーストラリアは世界中から留学生が集まる国ではありますが、日本人や中国を中心としたアジア人が多いイメージがあります。特にワーキングホリデーでオーストラリアに留学する日本人は少なくなく、「世界中から集まった仲間と勉強を通じて仲良くなる」といった観点では、一部限定的になってしまうこともあるかもしれません。
しかし、学校やプログラムを選ぶ中で、あえて日本人が少ないスクールを選ぶことは可能ですので、自分の目的に合ったプログラム選びをすることが重要です。
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